IMG2_0001

IMG2_0002


先ごろ、日本雑誌協会(雑協)が発表した、雑誌の「印刷証明付き発行部数」。
雑協の公式サイトでは、2008年以降の「印刷証明付き発行部数」を公開していますが、雑協発行の冊子「マガジンデータ」では、2004年版より「印刷証明付き発行部数」を公表。

先ごろ頒布された、マガジンデータ2015年版と、10年前の2005年版の「印刷証明付き発行部数」を比較してみました。(主なジャンルのみ転載)
数字はあくまでも「印刷部数」であり、実売部数は「印刷部数」の6割ぐらい、と考えれば目安になるでしょう。

○(雑誌名・出版社)(2005年版部数)→(2015年版部数)。
※印刷証明付き発行部数の算定期間
2005年版・・・2004年9月〜2005年8月
2015年版・・・2013年10月〜2014年9月
▼印は、この10年で部数が半分以下になった雑誌。
◆印は、10年前より部数が増えている雑誌。

「男性向け」
【総合月刊誌】

○潮(潮出版社)385,983→223,459
○新潮45(新潮社)47,050→26,040
○中央公論(中央公論新社)42,333→30,000
○文藝春秋(文藝春秋)626,750→484,000

【総合週刊誌・写真週刊誌】
○▼AERA(朝日新聞社→朝日新聞出版)246,592→115,714
○サンデー毎日(毎日新聞社→毎日新聞出版※2015年春より)161,194→114,720
○週刊朝日(朝日新聞社→朝日新聞出版)348,347→184,248
○週刊アサヒ芸能(徳間書店)282,023→195,534
○週刊現代(講談社)717,756→543,556
○週刊新潮(新潮社)761,472→561,900
○週刊大衆(双葉社)374,469→249,254
○▼週刊プレイボーイ(集英社)458,937→199,167
○週刊文春(文藝春秋)805,052→698,167
○週刊ポスト(小学館)683,333→459,125
○SPA!(扶桑社)218,869→117,843
○フライデー(講談社)465,921→274,043
○フラッシュ(光文社)369,592→220,069
<コメント>
月曜の朝、通勤電車でAERAを読む「アエラ女子」も見かけなくなった。
週プレの落ち込みはヒドイ。ライバル誌だったマガジンハウス(←平凡出版)「平凡パンチ」(→HEIBONパンチ→NEWパンチザウルス。1964年創刊、1989年休刊)の低迷について「ぐぁんばれ平凡パンチ!!」という特集をやっていた頃が懐かしい。

【主な男性誌】
○ボム(学習研究社→学研パブリッシング)68,917→38,186
○SAPIO(小学館)139,136→127,500
○おとなの週末(講談社)137,084→78,000
○◆LEON(主婦と生活社)78,917→84,967※10年前の編集長は岸田一郎氏
○サライ(小学館)224,958→159,084
○週刊ダイヤモンド(ダイヤモンド社)158,500→132,347
○週刊東洋経済(東洋経済新報社)105,094→97,761
○◆プレジデント(プレジデント社)239,000→284,792
○グッズプレス(徳間書店)132,842→79,962
○ゲットナビ(学習研究社→学研パブリッシング)130,983→120,400
○DIME(小学館、月2回刊→月刊)171,000→101,959
○▼週刊アスキー(アスキー→KADOKAWA)230,735→107,443
<コメント>
LEON、プレジデントの部数が増えていることに驚き。
「週アス」のような「パソコン雑誌」が残っているのは奇跡。

【男性コミック】
○ウルトラジャンプ(集英社)72,000→57,250
○月刊少年マガジン(講談社)1,009,167→621,996
○月刊コロコロコミック(小学館)1,085,000→768,334
○▼週刊少年サンデー(小学館)1,068,265→456,375
○週刊少年ジャンプ(集英社)2,953,750→2,701,042
○週刊少年マガジン(講談社)2,365,306→1,260,696
○月刊アフタヌーン(講談社)133,834→85,735
○イブニング(講談社)229,125→119,730
○週刊ヤングジャンプ(集英社)1,081,459→596,667
○ビッグコミック(小学館)627,083→336,375
○ビッグコミックオリジナル(小学館)958,958→611,292
○▼ビッグコミックスピリッツ(小学館)416,625→187,521
○▼ビッグコミックスペリオール(小学館)339,000→120,500
○モーニング(講談社)462,979→280,742
○ヤングアニマル(白泉社)201,209→128,584
○ヤングマガジン(講談社)1,012,209→537,105
<コメント>
全体的に落ち込むコミック市場でも、小学館の落ち込みが目立つ。
2005年に23万部を発行していた、小学館「ヤングサンデー」(創刊時は”マンガくん”→少年ビッグコミック)は2008年に休刊。

「女性向け」
【女性週刊誌】

○週刊女性(主婦と生活社)391,092→260,204
○女性自身(光文社)517,481→413,396
○女性セブン(小学館)564,149→402,718
<コメント>
読者の高齢化が、一番の減少理由だろうか。

【ティーンズ】
○◆ニコラ(新潮社)166,531→212,979
○▼ピチレモン(小学館)202,667→100,009
○セブンティーン(集英社)420,476→275,834
○duet(集英社)187,084→113,334
○POTATO(学習研究社→学研パブリッシング)168,584→103,206
○Myojo(集英社)385,000→212,500
<コメント>
今の新潮社は「ニコラ」関連で持っている、という説もある。
2011年には、ニコラの経理担当者が、横領で懲戒解雇されている。

【ヤング】
○ViVi(講談社)467,917→292,500
○▼CanCam(小学館)626,250→161,250
○▼JJ(光文社)434,375→138,925
○Ray(主婦の友社)246,059→137,609
○▼S Cawaii!(主婦の友社)225,100→79,984
○non-no(集英社)506,522→326,500
○▼JUNON(主婦と生活社)176,833→53,750
<コメント>
CanCamは10年前の約4分の1である。
付録付きで部数を伸ばした宝島社(旧・JICC出版)は印刷証明に参加していない。

【ヤングアダルト】
○▼with(講談社)628,333→307,375
○MORE(集英社)680,833→344,167
○ヴァンサンカン(アシェット婦人画報社→ハースト婦人画報社)94,158→78,263
○Oggi(小学館)232,833→171,917
○CLASSY.(光文社)232,092→214,167
○Domani(小学館)155,833→100,834
○◆BAILA(集英社)160,000→190,417
○anan(マガジンハウス)262,786→191,531
○CREA(文藝春秋)104,500→70,819
○FRAU(講談社)93,958→75,000
<コメント>
2大雑誌「with」「MORE」がほぼ半減。この分野も厳しい。

【ミドルエイジ】
○◆VERY(光文社)281,792→345,817
○LEE(集英社)310,833→261,667
○◆STORY(光文社)197,567→273,642
○家庭画報(世界文化社)180,050→135,930
○クロワッサン(マガジンハウス)303,509→236,688
○パンプキン(潮出版社)240,175→181,050
○婦人画報(アシェット婦人画報社→ハースト婦人画報社)113,817→88,300
○ミセス(文化出版局)118,500→67,000
○婦人公論(中央公論新社)213,413→188,464
<コメント>
業績が落ち込んでいる光文社が、唯一好調な分野。

【少女向けコミック】
○▼ザ・マーガレット(集英社)200,000→91,000
○▼Sho-Comi(←少女コミック)(小学館)299,565→138,479
○ちゃお(小学館)1,033,333→543,334
○▼なかよし(講談社)457,500→137,500
○▼花とゆめ(白泉社)295,208→146,875
○ベツコミ(小学館)106,833→63,167
○▼別冊花とゆめ(白泉社)94,334→40,350
○▼別冊フレンド(講談社)190,417→71,480
○別冊マーガレット(集英社)355,833→220,000
○▼マーガレット(集英社)173,913→55,435
○▼りぼん(集英社)537,500→202,500
<コメント>
10年後には、この分野は消滅しているかもしれない。

「男女向け」
【テレビ情報誌】

○▼月刊ザテレビジョン(角川書店→KADOKAWA)1,102,792→500,390
○月刊TVガイド(←月刊テレビジャパン)(東京ニュース通信社)487,798→335,706
○▼ザテレビジョン(角川書店→KADOKAWA)744,535→289,603
○◆デジタルTVガイド(東京ニュース通信社)98,712→223,288
○▼TVガイド(東京ニュース通信社)637,350→330,626
○▼TVステーション(ダイヤモンド社)332,214→141,339
○▼TVぴあ(ぴあ)254,438→122,721
○▼TVブロス(東京ニュース通信社)462,719→150,994
○テレビライフ(学習研究社→学研パブリッシング)384,125→244,895
○▼B.L.T(東京ニュース通信社)240,424→91,631
<コメント>
「デジタルTVガイド」が倍増しているのは、地方版の数が増えたことも一因だが、他誌と違い、番組表メインの内容が支持されているのだろうか。

【ゲーム・アニメ情報誌】
○アニメージュ(徳間書店)97,142→57,292
○▼アニメディア(学習研究社→学研パブリッシング)147,392→53,917
○▼月刊ニュータイプ(角川書店→KADOKAWA)185,833→72,417
○▼電撃プレイステーション(メディアワークス→KADOKAWA)217,609→101,083
○Vジャンプ(集英社)178,334→252,500
<コメント>
もう終わっている分野だが、Vジャンプは堅調。