昨日のNHK「つながるテレビ@ヒューマン」。番組前半で「ライブドア 夢と暴走の軌跡」と題した特集を放送。

ライブドア・ネットサービス事業本部、谷口公一氏がインタビューに答える。
「ライブドアは悪い会社だ、罪人がいる会社だ、罪人が作った会社だ、中で働いているのも犯罪者ばっかりだ、それぐらいの勢いでイメージ付けてると思うんですね。私もテレビを見て、憤りしか感じないですね。
結構みんなやけ酒を食らったりとかですね、そんな毎日ですね。精神的にもズタズタにやられて、会社に来れない人も出てます」

ライブドアの歴史を紹介。元社員・水波桂氏「このままで終わる人ではないだろうな、という気がしますね」、古川健介氏「不正については厳しく言っていた」、元執行役員(顔は映さず)「彼らは暴走していったところがある。麻薬と同じですね」元社員の女性(電話)「ある種お祭り的な雰囲気だった」、尾道での選挙ボランティアの女性「人の心をつかむ何かを持っている」へのインタビューをはさみ、再び谷口氏。

「取り調べて、最終的に明らかになると思うんで、自分が盲信していただけか、実はそういう人だった、っていうことか、自分の信じていたとおりの人だったか、僕の目が節穴かそうじゃないかっていう話だと思います」

ライブドア本社から生中継。執行役員副社長・伊地知晋一氏が生出演。島津有理子アナの、本社が六本木ヒルズに移転してから暴走するようになったのでは、という問いに伊地知氏「今疑いがかかっていることについて、どういう結果になるかまだわからない状況なので…。全体的に特に何か間違っていたのか、全然見えていませんでした」六本木ヒルズに移ってから焦りはじめた、ということはない、とのこと。

マスコミの一連の報道の伝えられ方について、違う部分があるのでは、というデーモン木暮閣下の問いに伊地知氏「それはかなりありますね」。汗水垂らして仕事をしていない、というマスコミの報道に、プログラムを組んだり、サーバーの増強などで徹夜することもあり、「かなり汗水垂らしている。かなり残念というか、悔しい部分があります」社員は悔しさをバネに、信頼回復に向けて頑張っている、と締める。

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堀江容疑者と同じく、マスコミにもてはやされたカリスマ経営者の逮捕、といえば、1993年、麻薬取締法違反などで逮捕された、当時の角川書店社長・角川春樹のケースを思い出す。

テレビの報道はひどかった。逮捕当時に公開されていた、角川が監督を務めていた映画「REX 恐竜物語」(安達祐実主演、畑正憲原作)に登場したREX(恐竜)の模型の上から、白い粉(=麻薬のことか)を吹き散らす映像を流したワイドショー。日本テレビ「進め!電波少年」では、「空いている社長の椅子に座らせろ」と角川書店本社に押しかける企画などをやっていた。
ゴシップ月刊誌「噂の真相」は「“麻薬社員”は他にもいる」「角川書店のような会社は、潰れた方がいい」と断言していた。作家・曾野綾子は角川から版権(=出版を許諾する権利)を引き上げた(後に和解)。歌手・泉谷しげるは、角川を断罪する「マリファナを知らない子どもたち」(「戦争を知らない子どもたち」の替え歌)をアルバムに収録し販売した。