昨日発売の週刊新潮「『谷川浩司』をパクッたか?『羽生善治』本」によると、羽生は、7月10日に「角川oneテーマ21」(角川書店)から「決断力」という本を出版。しかし、この著書は、5年前に同じ「角川oneテーマ21」シリーズから刊行された、同じく棋士の谷川浩司の著書「集中力」と似たような表現、同じエピソードなど、パクリとしか思えない話が多く見られる。

角川書店の担当者の話。
「ご指摘の箇所は五年の歳月を隔てて、同一人物が著者の原稿をリライト、加筆訂正した部分と思われます」
新潮は「…と他人事のように文書回答し、意図的な盗用を否定するが」と糾弾する。
昨日の日刊ゲンダイもこの話題を取り上げ、角川の担当者の話を載せている。

「羽生さんの原稿と谷川さんの原稿を、同じ人間がリライトしているため似通った表現になってしまったのです。将棋に造詣の深いライターは少なく、たまたま同じライターが担当した。升田幸三先生の言葉も将棋界ではとても有名な言葉で、両者が引用してもおかしくない。そうした偶然が重なったためです」

「降って湧いた騒動に担当者は頭を抱えている。」とゲンダイはまとめている。ゲンダイは基本的に出版社を批判しないので、このような表現なのか。

ゴーストライターのやっつけ仕事がバレた感じだが、同じ出版社の同じシリーズとはマヌケ過ぎる。編集担当者も、いかに普段から自社の本を読んでいないか、ということ。昨今の出版不況の元凶は、粗悪な本しか作れない編集者、にあるのだろう。